めまいはスマホが原因かも|画面時間と首・自律神経の関係を解説する記事のアイキャッチ

電車に乗っている時や信号待ちの間、なんとなくスマホを眺めていたら、急にふわっと足元が浮くような感覚に襲われたことはないでしょうか。画面から顔を上げた瞬間に景色が一瞬ぐらついたり、長時間スマホを見た日の夕方になると頭が重くなり、軽い船酔いのような気持ち悪さが続いたりする方も少なくありません。病院で検査を受けても「特に異常はありません」と言われ、原因がわからないまま不安だけが残っているという声もよく聞きます。仕事や勉強でスマホを手放せない生活が続く中、症状だけがじわじわと積み重なっていくことに、もどかしさを感じている方も多いのではないでしょうか。

こんにちは。名古屋駅近くで「きりん接骨院 名駅院」を運営している柔道整復師の三ツ村崚聖です。施術歴20年以上・延べ11万回以上の施術を通じて、スマホの使い方とめまいのような不調との関わりに悩む患者様と数多く向き合ってきました。この記事では、スマホの使用時間の長さがめまいに関係すると考えられる理由を、首の状態・目の使い方・自律神経という3つの視点から整理し、今日から取り入れやすいセルフケアと、当院での考え方についてお伝えします。

めまいとは何か、まず知っておきたいこと

めまいにはいくつかのタイプがある

ひとくちに「めまい」といっても、天井や景色がぐるぐる回るように感じるもの、体がふわふわと浮くように感じるもの、立ち上がった瞬間に目の前が暗くなるように感じるものなど、感じ方はさまざまです。原因も耳の内部の問題から、脳や血流に関わるもの、精神的な緊張によるものまで幅広く、同じ「めまい」という言葉でも背景は一人ひとり異なると考えられます。ご自身の感じているめまいがどのタイプに近いのかを整理しておくと、原因を考えるうえでの手がかりになりやすいかもしれません。

スマホ由来のめまいで見られやすい感覚

スマホの使用時間が長い方に多いとされるのが、ぐるぐる回るタイプというよりも、ふわふわ・ふらふらとした浮動性の感覚や、画面を見た後に軽い酔いのような不快感が続くタイプです。検査で耳や脳に明らかな異常が見つからないケースも多く、実際に「めまい 検査 異常なし」と検索して情報を探す方も少なくありません。そうした状態についてはめまいで検査をしても異常がないと言われた方へ向けた記事でも詳しく触れていますので、あわせてご覧いただければと思います。

医療機関の受診が必要なケース

めまいの中には、放置せずすぐに医療機関を受診したほうがよいケースもあります。ろれつが回らない、体の片側の手足にしびれや力の入りにくさがある、これまで経験したことのないような激しい頭痛がある、物が二重に見える、片方の耳の聞こえが急に悪くなった、意識が遠のく感覚や失神があるといった症状が伴う場合は、迷わず医療機関へ相談してください。私たちは医師ではないため、病気の診断はできません。少しでも気になるサインがあれば、自己判断せず専門医の診察を優先していただくことが大切だと考えています。

スマホの使い方とめまいをつなぐ3つの原因

スマホ首による首まわりの緊張

下を向いてスマホを見る姿勢が長時間続くと、頭の重さを支える首や肩まわりの筋肉やファシア(筋膜)に負担がかかり続けます。ファシアの滑走がスムーズでなくなると、周囲の血流やリンパの流れが滞りやすくなり、脳への情報伝達を担う神経の働きにも影響が及ぶ可能性があると考えられています。頭は体重の約1割にもなるといわれ、うつむく角度が深くなるほど首にかかる負担は大きくなると考えられます。いわゆる「スマホ首」の状態と首こり、そしてめまいの関係についてはめまいと首こりの関係を解説した記事でも取り上げていますので、参考にしていただけます。

目の酷使による映像と体感覚のズレ

スマホの小さな画面を近距離で見続けると、目のピント調節を担う筋肉が緊張し続け、目の疲労が蓄積しやすくなります。さらに、実際には静止しているのに画面上の情報だけが動くという視覚体験が続くことで、目から入る情報と体のバランス感覚との間にズレが生じ、乗り物酔いに似た不快感につながると考えられています。電車の中でスマホを見ていると気分が悪くなりやすいという方は、こうした感覚のズレが背景にある場合も考えられます。画面を見る時間が長い日ほど夕方以降に不調を感じやすいという方は、この視覚と体感のズレが積み重なっている可能性もあります。

寝る前スマホと自律神経の乱れ

就寝前の暗い部屋でスマホの画面を見続ける習慣は、自律神経のうち体を興奮させる交感神経が優位な状態を長引かせやすいとされています。本来リラックスに向かうはずの時間帯に神経が緊張したままになると、血流やホルモンバランスにも影響し、翌朝の重だるさやふらつきとして現れることがあります。布団の中で仰向けやうつ伏せのままスマホを見る姿勢は首への負担も大きく、睡眠の質そのものを下げてしまう要因にもなり得ると考えられます。姿勢の崩れが長期化するとストレートネックのような状態につながることもあり、ストレートネックに関する記事もあわせてご参照ください。

今日からできる対処法と当院のアプローチ

今日からできるセルフケア

まずは1時間に一度、画面から目を離して遠くの景色を眺める時間を作ることをおすすめします。スマホを見る位置を目線の高さに近づけるだけでも、首の前傾を減らす助けになると考えられます。就寝の30分前にはスマホを手放し、深呼吸をしながら首や肩をゆっくり回すストレッチを取り入れることも、自律神経を整えるうえで役立つ可能性があります。あわせて、こまめに水分を摂ることや、通勤時間を利用して軽く肩を上下に動かすことも、血流を保つ工夫として取り入れやすい方法です。

当院のアプローチ FJAによる評価

当院では、不調を骨格の歪みのような「構造の問題」としてではなく、関節や体の「動きのエラー」として捉えるFJAという考え方を用いています。関節本来の主運動と副運動、ファシアの滑走状態、それらをコントロールする神経の働きを一つずつ確認しながら、体に無理な力を加えるのではなく、適切な刺激を通じて体自身の反応を引き出すことを大切にしています。強い刺激やボキボキと鳴らすような矯正は行いません。触れて変えるのではなく、体自身の反応を引き出すという考え方は、刺激に敏感な方にも受けていただきやすい特徴だと感じています。

当院のアプローチ 姿勢循環整体による全身調整

体は筋骨格・内臓・神経・体液がひとつながりになって働いていると考えられます。姿勢循環整体では、重力への適応である姿勢と、血流やリンパといった循環の両面から全身を整えていきます。首や目だけに施術範囲を限定せず、どなたにも同じ流れで行うことで再現性と安定性を持たせ、全身のつながりの中で体が本来戻ろうとする力を発揮しやすい環境を整えることを目指しています。細部を見るFJAと全体を見る姿勢循環整体の両輪で取り組むことで、変化が安定しやすくなると考えています。

ある患者様の経過

デスクワークが中心の30代の女性で、日中のスマホやパソコンの使用時間が長く、夕方になるとふわふわとしためまい感と首の重だるさを訴えて来院された方がいました。首から肩にかけての動きを確認すると特定の方向への動きに硬さが見られ、ファシアの滑走がスムーズでない部分がありました。動きのエラーに着目した施術と姿勢循環整体による全身調整を組み合わせ、あわせて画面の見方や就寝前の過ごし方についても一緒に見直しを行ったところ、本人からは「夕方のふわふわした感じが以前より減ってきた」という言葉をいただいています。なお、経過には個人差があり、すべての方に同じ変化をお約束するものではないことをあらかじめご了承ください。

めまいのケアでやりがちな間違い

自己判断でそのまま様子を見てしまう

「そのうち治まるだろう」と自己判断で放置してしまうと、体の緊張状態が慢性化し、回復までに時間がかかりやすくなる場合があります。特に医療機関の受診が必要なサインが少しでもある場合は、様子を見ずに専門医へ相談することを優先してください。忙しさを理由に不調を後回しにしてしまう方も多いですが、早めに向き合うことが結果的に負担を減らすことにつながると考えられます。

マッサージなど強い刺激だけに頼ってしまう

首や肩のこりが原因と感じると、つい強い力でもみほぐしたくなる方もいらっしゃいますが、強い刺激は一時的に楽になったように感じても、かえって組織を緊張させてしまうことがあると考えられています。動きの評価をせずに刺激の強さだけを頼りにするのではなく、体がどのように反応するかを見ながら進めることが大切です。特にファシアが敏感になっている状態では、強い刺激がかえって緊張を強めてしまう場合もあるため注意が必要です。もみほぐした直後は楽に感じても、翌日にかえってだるさが増してしまったという経験がある方は、刺激の強さそのものを見直すきっかけにしていただければと思います。

スマホの使い方を変えないまま対処法だけ試す

ストレッチや施術を受けても、スマホを見る姿勢や時間そのものを変えなければ、負担がかかる原因が残ったままになってしまいます。セルフケアや施術と並行して、日常のスマホの使い方を少しずつ見直していくことが、変化を感じやすくするポイントになると考えられます。一気に使用時間を減らそうとせず、できることから少しずつ習慣を変えていく姿勢も大切です。

まとめ

今回お伝えしたポイント

ここまでの内容を簡単に振り返ります。スマホの使用時間が長い生活そのものをすぐに大きく変えることは難しくても、見る位置や休ませ方、寝る前の過ごし方など、少しずつ整えられる部分は意外と多くあります。まずは自分の生活の中でどこに負担がかかりやすいかを知ることから始めていただければと思います。

  • スマホ由来のめまいでは、ぐるぐる回るタイプよりもふわふわとした浮動感や画面酔いのような感覚が見られやすいと考えられます
  • ろれつが回らない、片側のしびれ、激しい頭痛、物が二重に見えるなどの症状がある場合は、自己判断せずすぐに医療機関を受診してください
  • 原因としてはスマホ首による緊張、目の酷使による感覚のズレ、寝る前スマホによる自律神経の乱れが関わっている可能性があります
  • 当院ではFJAによる動きの評価と姿勢循環整体による全身調整を組み合わせ、体が本来戻ろうとする力を引き出す環境づくりを大切にしています

きりん接骨院 名駅院にご相談ください

きりん接骨院 名駅院は名古屋駅から徒歩3分の場所にあります。スマホによる首や目の負担が気になる方、検査を受けても原因がはっきりしないふわふわ感にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。お仕事帰りにも立ち寄りやすい立地ですので、まずは体の状態を確認するつもりでお越しいただくことも可能です。お一人おひとりの生活習慣を伺いながら、無理のないペースで施術を進めてまいります。

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