パソコンやスマートフォンの画面を見つめていると、ふっと視界が揺れるような感覚に襲われたことはないでしょうか。首や肩は常に重だるく、夕方になるとこめかみのあたりまで締め付けられるように痛み、立ち上がった瞬間に一瞬フラッとしてしまう。そんな状態が続くと、仕事にも集中できず、次はいつめまいが来るのかと不安な気持ちで一日を過ごすことになってしまいます。
こんにちは。名古屋駅近くで「きりん接骨院 名駅院」を運営している柔道整復師の三ツ村崚聖です。施術歴20年以上・延べ11万回以上の中で、肩こりとめまいを同時に抱えて来院される方に数多く向き合ってきました。この記事では、めまいと肩こりがなぜ同時に起こりやすいのか、その原因と考えられる対処法、そして当院がどのような視点で体を見ているのかを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
めまいと肩こりとは
同時に起こりやすい症状の特徴
肩こりとめまいは一見すると別々の症状のように思えますが、デスクワーク中心の生活を送る30代から50代の方の間では、この二つが同時に、あるいは前後して現れるケースが少なくありません。首や肩の筋肉が慢性的に緊張している方が、ふわふわとした浮遊感や、立ち上がった瞬間の軽いめまいを訴えて来院されることは珍しくないのです。
耳鼻科などで検査を受けても特に異常が見つからず、原因がはっきりしないまま不安を抱えて過ごしている方もいらっしゃいます。実際に、検査をしても異常なしと言われためまいについて詳しく解説した記事もありますので、同じような経験をお持ちの方はあわせてご覧いただければと思います。
医療機関の受診が必要なケース
めまいの背後には、まれにではありますが命に関わる病気が隠れている場合もあります。ろれつが回らない、片側の手足がしびれる、力が入らない、これまで経験したことのないような激しい頭痛がある、物が二重に見える、片方の耳の聞こえが急に悪くなった、意識を失いそうになる、あるいは実際に失神した、といった症状がめまいと同時に見られる場合は、迷わずすぐに医療機関を受診してください。
私たちは医師ではないため、病気の診断はできません。少しでも上記のような危険なサインを感じたときは、接骨院での施術を検討する前に、医療機関での検査を優先していただきますようお願いいたします。
めまいと肩こりが同時に起こる原因
筋肉のこわばりが引き起こす首のバランスセンサーの乱れ
首の周辺には、体の傾きや動きを感知して脳に伝える、いわばバランスセンサーのような役割を果たす筋肉やファシア(筋膜)が存在します。長時間同じ姿勢でパソコン作業を続けると、首から肩にかけての筋肉が硬くこわばり、ファシアの滑らかな動き、いわゆる滑走がうまくいかなくなることがあります。
この滑走障害が起こると、首からの情報が正確に脳へ伝わりにくくなり、体の傾きや位置を正しく把握しづらくなると考えられています。その結果として、フラつきやふわふわとした浮遊感につながる場合があるのです。
血流の低下がもたらす影響
肩こりが慢性化すると、首や肩まわりの血管が周囲の硬い筋肉に圧迫され、脳へ向かう血流が滞りやすくなることも考えられます。血流やリンパといった体液の循環が悪くなると、脳が必要とする酸素や栄養がスムーズに届きにくくなり、めまいのような症状として表れる場合があります。
特にデスクワーク中心の生活では、同じ姿勢を長時間続けることで血流の停滞が起こりやすく、夕方になるほど症状を強く感じるという方も多く見られます。首こりとめまいの関係についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
姿勢の崩れが全身に及ぼす影響
猫背や巻き肩のような姿勢の崩れは、首や肩だけでなく、呼吸の浅さや内臓の働き、さらには自律神経のバランスにまで影響を及ぼすことがあると考えられています。体はひとつのユニットとしてつながっているため、姿勢の乱れが一箇所にとどまらず、全身の循環に波及していく可能性があるのです。
デスクワークによる前かがみの姿勢が続くと、重力への適応がうまくいかなくなり、結果として肩こりとめまいが同時に強まっていくという悪循環に陥りやすくなります。
セルフケアと当院のアプローチ
今日から意識できるセルフケア
まず取り入れやすいのは、1時間に一度は画面から目を離し、軽く肩を回したり首をゆっくり動かしたりする習慣です。デスクワークの合間に深呼吸を意識するだけでも、肩まわりの緊張がやわらぎ、循環の改善につながることが期待できます。
また、椅子に座るときは骨盤を立てて座る、モニターの高さを目線に合わせるといった環境の見直しも、首や肩への負担を減らす助けになります。肩こりそのものへのセルフケアについては、当院の肩こり施術ページでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
当院のアプローチ、FJAと姿勢循環整体
当院では、不調を単なる構造の問題としてではなく、体の動きのエラーとして捉えるFJAという評価法と施術法を用いています。関節の主運動や副運動、ファシアの滑走状態、神経による体の制御がうまく働いているかを丁寧に確認し、強い刺激やバキバキと鳴らすような矯正は行いません。適切な刺激を加えることで、体本来の反応を引き出していくことを大切にしています。
あわせて、姿勢循環整体という考え方で、筋骨格だけでなく内臓や神経、血流やリンパといった体液の巡りまで、全身のつながりとして整えていきます。細部を見るFJAと、全体を見る姿勢循環整体という両輪で施術を行うことで、体が本来持っている自然治癒力が発揮されやすい環境をつくることを目指しています。
実際にご来院された方の一例
40代の事務職の女性で、毎日長時間のパソコン作業をされている方が、慢性的な肩こりに加えて、立ち上がったときのふらつきを訴えて来院されました。首や肩の筋肉に強い緊張があり、猫背気味の姿勢と、呼吸が浅くなっている様子も見受けられました。
施術では、首や肩関節の動きとファシアの滑走を丁寧に確認しながらFJAによるアプローチを行い、あわせて姿勢循環整体で全身の巡りを整える施術を継続していただきました。数回の来院を経て、その方は「以前より肩の重さを感じる頻度が減ってきた気がします」「立ち上がったときのふらつきも少し落ち着いてきたように感じます」と話してくださいました。
ただし、経過には個人差があり、すべての方に同じ変化をお約束するものではないことをご理解いただければと思います。
やりがちな間違い
強い刺激やマッサージに頼りすぎてしまうこと
肩こりがつらいと、つい強い力で揉んでほしい、バキバキと矯正してほしいと感じる方も少なくありません。しかし、強い刺激は筋肉やファシアにとって負担となり、かえって緊張を強めてしまう場合もあると考えられています。
当院がFJAにおいて強い刺激やバキバキする矯正を行わないのも、体が本来持っている反応を引き出すことを大切にしているためです。
症状を我慢してため込んでしまうこと
忙しい毎日の中で、肩こりやめまいを我慢しながら仕事を続けてしまう方も多く見られます。しかし、症状を我慢し続けることで筋肉の緊張や循環の停滞が積み重なり、回復までに時間がかかってしまう場合もあります。
違和感を覚えた段階で早めにケアを行うことが、結果として体への負担を減らすことにつながると考えられます。
自己判断で様子を見続けてしまうこと
めまいという症状は、単なる肩こりの延長なのか、別の要因が関わっているのか、自分だけで判断することが難しい場合があります。特に前述したような危険なサインが伴う場合は、自己判断で様子を見るのではなく、速やかに医療機関を受診することが大切です。
そうした危険なサインがない場合でも、不安な状態を一人で抱え込まず、専門家に相談していただくことをおすすめします。
まとめ
この記事のポイント
- 肩こりとめまいは、首まわりの筋肉のこわばりによるバランスセンサーの乱れと、血流やリンパの循環低下という二つの経路で関連していると考えられます
- ろれつが回らない、片側の手足のしびれや脱力、激しい頭痛、物が二重に見える、聞こえの急な低下、失神などが見られる場合は、すぐに医療機関を受診してください
- セルフケアとしては、こまめな休憩や姿勢の見直しが助けになると考えられます
- 当院ではFJAと姿勢循環整体という両輪で、体本来の力が発揮されやすい環境づくりを目指しています
- 強い刺激への依存や我慢のしすぎ、自己判断での様子見は避けていただきたいポイントです
きりん接骨院 名駅院からのご案内
きりん接骨院 名駅院は名古屋駅から徒歩3分の場所にございます。肩こりとめまいが同時に続いていて不安を感じている方、検査を受けても異常が見つからず困っている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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