めまいが治らない…見直したい原因と対処法を解説する記事のアイキャッチ

朝起きた瞬間に天井がぐらりと揺れる、電車に乗っているとふわふわとした浮遊感が抜けない、そんな状態が数週間から数ヶ月、あるいは数年も続いている方は少なくありません。耳鼻科や脳神経外科を受診しても検査では異常が見つからず、薬を飲んでも一時的にしか楽にならない。仕事や家事の合間にふらつきが襲ってきて、集中力が続かない、外出そのものが怖くなってしまったという声も聞かれます。「このめまいはいつまで続くのだろう」という不安と、周囲になかなか理解してもらえないつらさを抱えたまま、日常生活を送っている方も多いのではないでしょうか。

こんにちは。名古屋駅近くで「きりん接骨院 名駅院」を運営している柔道整復師の三ツ村崚聖です。施術歴20年以上・延べ11万回以上の施術を通じて、めまいに悩む方々と向き合ってきました。この記事では、検査で異常が見つからないタイプのめまいがなぜ長引くのか、その背景にある体の要因と、日常でできる対処法、そして当院での考え方についてお伝えします。

めまいとは何か、まず知っておきたいこと

めまいの主な種類

めまいと一口に言っても、その感じ方はさまざまです。景色がぐるぐる回るように感じる回転性のめまい、体がふわふわと浮いているような浮動性のめまい、立ち上がったときに目の前が暗くなるような立ちくらみに近いタイプなど、性質の異なるものが含まれます。原因となる部位も、耳の奥にある内耳、脳、自律神経、首や肩の筋肉など多岐にわたると考えられています。ご自身のめまいがどのタイプに近いかを把握しておくことは、原因を考えるうえでの手がかりになります。

「治らない」と感じる背景

検査で明らかな異常が見つからない場合、めまいの原因が一つに特定しにくく、対処法も定まりにくいという事情があります。実際に、めまいのために検査を受けても「異常なし」と診断されるケースは珍しくありません。詳しくはめまいで検査しても異常なしと言われたときに知っておきたいことでも触れていますので、あわせてご覧いただければと思います。こうしたケースでは、耳や脳そのものよりも、首肩の緊張や姿勢、自律神経の乱れが背景にある可能性があります。

医療機関の受診が必要なケース

めまいの中には、緊急性の高い病気が隠れていることもあります。ろれつが回らない、片側の手足にしびれや力の入りにくさがある、これまで経験したことのないような激しい頭痛がある、物が二重に見える、片耳の聞こえが急に悪くなった、意識を失うといった症状が伴う場合は、迷わずすぐに医療機関を受診してください。私たちは医師ではないため、病気の診断はできません。少しでも不安な症状があるときは、自己判断で様子を見るのではなく、専門の医療機関にご相談いただくことを何よりも優先していただきたいと考えています。

すでに医療機関を受診し、異常がないと言われた場合でも、症状が強く出ているときや、いつもと違う感覚があるときは、再度受診して相談していただくことをおすすめします。安心のために検査を重ねること自体は、決して無駄なことではありません。そのうえで、体の使い方や生活習慣に目を向けてみることが、次の一歩につながると考えています。

めまいが長引く原因として考えられること

首や肩まわりの緊張と姿勢の乱れ

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、首から肩にかけての筋肉やファシア(筋膜)に負担がかかり続けると、頭部の位置感覚を伝えるセンサーの働きに影響が及ぶことがあると考えられています。首は体のバランス感覚とも深く関わる部位であり、ここに慢性的な緊張が生じると、めまいやふわつきとして感じられる場合があります。姿勢が前かがみになっていたり、頭が体より前に出ていたりする状態が続くことも、この負担を大きくする一因と考えられます。特に在宅勤務やスマートフォンの使用時間が増えた近年は、こうした姿勢の乱れを抱えたまま長時間過ごしている方が多く見受けられます。

血流や自律神経の乱れ

首肩の緊張は、脳へ向かう血流やリンパの流れにも影響を与える可能性があります。加えて、ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積は自律神経のバランスを崩しやすく、これが血圧や血流の調整をしにくくさせ、めまいやふらつきにつながることがあると言われています。体をひとつのつながったユニットとして見たとき、筋骨格系の緊張と循環、そして自律神経の働きは互いに影響し合っていると考えられます。冷え性や胃腸の不調、頭重感などを同時に抱えている方も少なくなく、これらは同じ背景から生じている可能性があります。

症状が悪循環に陥りやすい理由

めまいが続くと、それ自体が新たな緊張やストレスを生み、さらに首肩がこわばり、自律神経も乱れやすくなるという悪循環に入り込みやすくなります。「めまいが怖いから動かないようにする」という反応が、かえって血流を滞らせ、体の回復力を発揮しにくくしてしまう場合もあると考えられます。仕事や家事に追われて自分の体をゆっくり見直す時間が取れないまま、症状だけが長引いてしまうというケースも珍しくありません。この悪循環をどこかで断ち切ることが、長引くめまいと向き合ううえで大切な視点になります。

今日からできる対処法と当院のアプローチ

ご自宅でできるセルフケア

まずは首肩まわりを冷やしすぎないこと、長時間同じ姿勢を続けないことを意識してみてください。1時間に一度は軽く肩を回したり、首をゆっくり左右に倒したりするだけでも、緊張の蓄積を和らげる助けになることがあります。就寝前に湯船につかって体を温めることも、血流や自律神経のバランスを整えるうえで役立つと考えられています。ただし、めまいが強く出ているときに無理に動かすことは避け、体調に合わせて少しずつ取り入れてください。

深呼吸をゆっくり繰り返すことも、自律神経のバランスを整える助けになると言われています。鼻から息を吸って口からゆっくり吐き出す呼吸を数回繰り返すだけでも、体の緊張がふっとゆるむのを感じられることがあります。テレビを見ながら、あるいは寝る前の数分間だけでも、無理なく続けられる範囲で取り入れてみてください。

姿勢と生活習慣の見直し

スマートフォンやパソコンを見るときの画面の高さ、椅子の座り方、睡眠時間の確保など、日常の何気ない習慣が首肩への負担や自律神経の状態に影響していることがあります。ふわふわとした感覚のめまいについてはふわふわするめまいについて詳しく解説した記事でも取り上げていますので、ご自身の症状に近いものがないか参考にしてみてください。長時間同じ姿勢で作業を続けるときは、意識的に休憩をはさみ、遠くの景色を眺めるなどして目や首の緊張をほぐすことも助けになると考えられます。小さな習慣の積み重ねが、体の負担を減らす方向に働くと考えられます。

当院のアプローチ FJAと姿勢循環整体

当院では、不調を骨格そのものの歪みという構造の問題としてではなく、関節や筋肉が本来の動きから外れてしまっている「動きのエラー」として捉えるFJAという評価と施術の考え方を用いています。関節の主運動や副運動、ファシアの滑走の状態、神経による制御を丁寧に確認し、強い刺激やボキボキと鳴らすような矯正は行わず、体が本来持っている反応を引き出すような刺激を加えていきます。あわせて、筋骨格・内臓・神経・体液のつながりをひとつのユニットとして捉える姿勢循環整体により、姿勢と血流やリンパといった循環の両面から全身を整えていきます。細部を見るFJAと全体を見る姿勢循環整体を組み合わせることで、体が本来の状態へ戻ろうとする力が発揮されやすい環境をつくることを目指しています。

施術は毎回同じ流れで丁寧に行うことを大切にしており、その日の体の状態を確認しながら、無理のない範囲で刺激を加えていきます。強く押したり動かしたりする施術ではないため、体への負担を感じにくいという声も多くいただいています。毎回同じ流れで行うからこそ、体の変化を継続的に確認しながら進めていくことができると考えています。

ある患者様の一例

40代の事務職の女性は、数ヶ月前から続く浮遊感のようなめまいと、それに伴う肩こりや頭の重さを訴えて来院されました。首から肩にかけての筋肉に強い緊張があり、パソコン作業による前かがみの姿勢が長時間続いていることがうかがえました。FJAによる評価で関節の動きの制限とファシアの滑走障害が見られた部位を中心に施術を行い、あわせて姿勢循環整体で全身の循環を整えるアプローチを継続していただきました。

数回の施術を重ねる中で、本人からは「以前より頭がすっきりする時間が増えてきた」「立ち上がったときのふらつきが軽く感じる」というお話をいただいています。仕事中の集中力が続きやすくなったと感じるようになったともお話しいただきました。なお、経過には個人差があり、すべての方に同じ変化をお約束するものではないことをご理解いただければと思います。

めまいと向き合ううえでやりがちな間違い

首を強くひねる、自己流でボキボキ鳴らす

首が凝ると感じたときに、自分で強くひねって鳴らそうとする方がいますが、これは神経や血管の集まる首に強い負荷をかける行為であり、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。一時的にすっきりした感覚があっても、それが体にとって良い刺激とは限りません。首まわりのケアは、優しく動かす範囲にとどめることが望ましいと考えられます。

不安から安静にしすぎてしまう

めまいが怖くて体をほとんど動かさなくなってしまう方も見受けられます。しかし過度な安静は血流の停滞や筋力の低下を招き、かえって症状が長引く一因になることもあると考えられています。動かないことで首肩の緊張がほぐれる機会も減ってしまい、悪循環を長引かせてしまう場合もあります。体調に応じて、できる範囲で軽く体を動かす習慣を保つことが大切です。

情報を集めすぎてかえって不安になる

インターネットでめまいについて調べるうちに、重い病気の可能性ばかりが気になり、不安が募ってしまうこともあるかもしれません。不安そのものが自律神経の乱れを強め、症状を感じやすくしてしまうこともあると考えられています。情報収集自体は大切ですが、不安が強いときほど、一人で抱え込まず専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

この記事のポイント

  • めまいには回転性・浮動性など複数のタイプがあり、原因も多岐にわたると考えられています
  • ろれつが回らない、片側のしびれ、激しい頭痛などの危険なサインがあるときはすぐに医療機関を受診してください
  • 検査で異常がない場合、首肩の緊張や姿勢、血流、自律神経の乱れが背景にある可能性があります
  • セルフケアと合わせて、体の動きのエラーと全身のつながりの両面から整えていくことが改善の助けになると考えられます
  • 不安をひとりで抱え込まず、専門家に相談することも大切な選択肢です

名古屋駅から徒歩3分 きりん接骨院 名駅院へのご案内

きりん接骨院 名駅院は名古屋駅から徒歩3分の場所にあります。長引くめまいにお悩みの方は、おひとりで抱え込まず、一度お体の状態を見せていただければと思います。FJAと姿勢循環整体の両面から、あなたの体に合わせた向き合い方を一緒に探していきます。仕事帰りやお買い物のついでにも立ち寄っていただきやすい立地ですので、気になることがあればお気軽にお声がけください。

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